中小企業診断士② 診断士のしごと

会社の社長にとって、経営は本当に大変だと思います。私は経営コンサルティングを行うにあたっては、まずは社長の相談相手になりたいと思っています。

社長には、全ての責任がかかってきます。常に判断を求められるし、判断の結果は自分に返ってきます。外部環境は常に変化するし、内部からも問題が発生します。従業員はいつも社長の言動を見ているし、取引先も同様です。最後は自分が責任を取るという点、社長はとても孤独な存在です。何か判断に迷う時、または判断に自信を持ちたい時、相談相手になれる中小企業診断士になることが、私の目標です。

社長が判断するには、判断材料が必要です。思い込みだけで判断すると、どんなに優秀な社長でも間違ってしまいます。社長が正しい判断ができるよう、適切な材料をご提供することが、経営コンサルタントの仕事だと思っています。

社長が何かを相談する時、実はすでにご自身で結果をお持ちであることが多いです。しかし自分一人で決めるより、誰かに相談して決める方が、心の負担も減ります。私は、そんな社長に寄り添えるような仕事をしたいと考えています。

私自身も海外の子会社で社長を務めた経験があります。とてもチャレンジングではありましたが、苦労も少なくありませんでした。そんな時に頼りになったのが、管理部署の専門家の方々でした。とても親身になって相談にのってくれて、とてもありがたかったのを覚えています。

私が中小企業診断士を志したのは、そのような経験があるからです。中小企業診断士には、他士業のような独占業務はありませんが、その分社長に寄り添って色々なご相談に応じることができるとおもいます。会社の社長の皆さんのお役に少しでも立てるような、経営コンサルタントを目指したいと思います。

投稿者プロフィール

小笠原 裕
小笠原 裕中小企業診断士 行政書士
バラの咲く街、八千代市緑が丘で、コンサルティング事務所を運営しています。