ITプロジェクト⑧ 機能要件
業務プロセスなどから問題を把握し、課題を抽出して、あるべき業務プロセスを策定します。そのプロセスにおいて、システムで対応する課題と、運用などで対応する課題を整理します。
システムにて対応する課題は、機能一覧表にまとめ、機能要件とします。この機能要件を、システム開発のRFP(提案要求書)に盛り込むことになります。
必要な要件がもれてしまうと、運用に耐えられないものとなるリスクがあります。そのため、必要と思われる要件は、できるだけに網羅しておくようにします。
一方で、機能要件は、あまり膨らませると費用が大きくなります。ベンダからの提案書を入手するまでは、コストがわからないことも多いので、予め機能一覧表を作成する際に、必要性のランクを決めておくことが肝要です。「◎、〇、△」とか、「A, B, C」など、三段階で表現することが多いです。
また、機能要件は、できるだけ具体的に表記します。「操作性がよい画面とすること」などといった抽象的な表現では、思ったとおりの仕様になりません。開発コストを正しく見積もるためにも、機能についての説明をできるだけ丁寧に整理することが重要です。
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