ITプロジェクト28 プロジェクト計画書

ベンダが決まった後は、ITプロジェクトを進めるためのプロジェクト計画書を作成します。

ITプロジェクトは、ベンダが主体で行うものではありません。プロジェクトの主体はあくまで開発を注文した会社がプロジェクトオーナーとなります。(今後オーナー会社といいます)

従い、ベンダが開発体制を構築するのと同様、オーナー会社でもプロジェクト推進体制を構築しなければなりません。そのために、プロジェクトの全体を記載した文書を作成し、経営者の決裁を取り付けた上で、関係者に周知する必要があります。この文書をプロジェクト計画書と言います。

プロジェクト計画書に書くべき内容は、ここまで整理してきたポイントであり、プロジェクトの目的、機能、スケジュール、体制、費用などです。ベンダ提案書の提案書により、機能やスケジュール、費用は明確になっていますので、その点もきちんと記載します。

プロジェクト計画書は、プロジェクトの全体を通して、関係者が共有するものです。何か問題が発生したら、原点回帰することで、解決できることが多いです。目的、手段を全体共有することで、個別の問題を全体で解決することができるのです。

投稿者プロフィール

小笠原 裕
小笠原 裕中小企業診断士 行政書士
バラの咲く街、八千代市緑が丘で、コンサルティング事務所を運営しています。