ITプロジェクト35 プロジェクトルーム

プロジェクトを進める際に、ある程度の規模のプロジェクトで、プロジェクト専門メンバーがアサインされる場合には、プロジェクトルームを設置するのも、プロジェクトを効率的に進める上で効率的です。

プロジェクトが佳境に入ってくると、必要な都度会議を設定するのが非効率な場合があります。特にベンダとプロジェクトオーナー会社がコミュニケーションする際に、同じスペースで作業すると、ちょっとした確認を手軽に行うことができ、認識齟齬を避けることができます。

それぞれの側で機密性のある情報が多い場合は、プロジェクトルームの設置は情報漏洩のリスクが高まる要因となりますが、一定のルールを設けることでの対応が考えられます。

プロジェクトルームを設置するとなると、当然コストやスペース効率などの問題も発生しますが、プロジェクトの全般にわたって実施しなくとも、要件定義やユーザテストの期間のみなど、より現場に近いフェーズに限定して行うこともできます。

プロジェクトマネジメントの重要な要素はコミュニケーションマネジメントですので、必要に応じてこのような施策も検討することも有用です。

投稿者プロフィール

小笠原 裕
小笠原 裕中小企業診断士 行政書士
バラの咲く街、八千代市緑が丘で、コンサルティング事務所を運営しています。