ITプロジェクト81 本番稼働
システム切り替えが無事終了すると、本番稼働となります。ユーザが見える画面や操作も変わることになります。必要に応じて、稼働当日朝、ユーザ向けに社内イントラネットやメールなどでシステム本番稼働の通知をします。
本番稼働したものの、システムの反応が遅いとか、想定した動作をしないなど、問題が発生することもあります。これらの問題には適切に対応する必要があります。そのため、ユーザ対応要員を増やしたり、問題発生に備えて保守要員を強化しておく、ということも必要です。
前回書いた平行稼働の場合は、新システムが稼働した後も、旧システムとの差分分析など、必要な対策を行うこととなります。
いずれにしろ、無事本番稼働に漕ぎつけるということは、多くのプロジェクトメンバーの努力の成果であり、うれしいものです。プロマネのスキルは、何回システム切り替えを経験したかで評価される、とも言われます。多くの問題を解決し、本番稼働前の緊張感を乗り越えて、一つの目標を達成することが、経験にもなるし、プロマネやメンバーの自信にもなるのです。
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