ITプロジェクト85 追加改修
プロジェクトの検収を上げた後も、残課題については、引き続き対応が必要です。運用で回避した課題は、恒久的な対応を検討しなければなりません。システムの追加改修で対応することとした課題は、ベンダから個別見積書を取り付けて、改修を行います。
この点、総合テストでの課題整理と共通する部分ですが、課題に対するシステム対応をするかどうかは、重要度と改修コストの対比で決定することとなります。残課題の全てをシステムで対応しようとするのは問題ですが、重要な課題に対して予算面などから対応しないのも問題です。
検収を無理に引き延ばして、むりやり元々の開発費用の中でベンダにやらせよう、というやり方がよくないことは、既に記載の通りです。
プロジェクトチームが一旦解散すると、ベンダ側で開発メンバーを集めるのも大変です。本体のプロジェクトに引き続き、同じメンバーが改修も対応することが、コストを抑えて品質を上げることにもなります。
開発メンバーをキープするためにも、必要な改修については迅速に意思決定し、システム改修に着手することが賢明だと思います。