中小企業診断士(3) 一次試験

一次試験は、前回書いた通り、7科目、4肢選択で総平均60点以上が目安です。ただし1科目でも40点を下回ると不合格です。その場合でも翌年は不合格科目のみ受験することもできます。科目合格と言い、受けた科目の平均が60点以上なら、それで合格です。

4肢選択で60点というのは、試験としては取りやすいです。正答も公開されるので、受験対策としては、予備校のテキストで基本知識をしっかり押さえ、過去問を何度も解いて問題の傾向を把握します。

不得意科目は、重点的に対応します。特に会計財務や、情報システムが不得意という受験生が多いようです。私はITが専門なので、むしろ得点源にしてましたが、情報システムは専門用語が多いので、慣れるためにも過去問を多めに押さえます。

40点は落としてもよい試験です。凝った問題は落として構いません。そのような問題は他の受験生も解けません。一次試験は基本的な知識があるかどうかを確認する試験なので、奇問に惑わされず、基本的な問題が確実に解ければ、突破できます。

一次試験は一度突破できれば、次回受けても突破できます。私は3回受けましたが、いずれも一発合格です。対策をしっかりやれば、確実に合格できますから、焦らず取り組みましょう。

投稿者プロフィール

小笠原 裕
小笠原 裕中小企業診断士 行政書士
バラの咲く街、八千代市緑が丘で、コンサルティング事務所を運営しています。