情報処理技術者試験(6) ネットワークスペシャリスト

ネットワークスペシャリストは、情報処理技術者試験のレベル4です。ネットワーク技術に関する国家資格であり、システム監査技術者やプロジェクトマネージャが文系的な試験であることに比べると、技術的な試験であると思います。

午前は四肢選択、午後は記述ですが、論文はありません。その代わり事例をベースに質問が設定されますので、技術的な知識がないと回答が難しいです。合格率は10%程度で、難易度は高いと思います。

情報処理安全確保支援士試験もネットワーク技術に関する問題が多いので、情報処理安全確保支援士試験の後、ネットワークスペシャリストをとるのもよいかもしれません。

ネットワーク技術は日々進化しています。30年前は汎用コンピュータが一台あって、複数の端末が直接つながるといった、とても単純な構成が主流でしたが、現在ではサーバと端末でシステムが構成され、サーバの仮想化、ネットワークの仮想化、無線化など、その進化はとどまるところを知りません。今後注目される資格ではないかと思います。

投稿者プロフィール

小笠原 裕
小笠原 裕中小企業診断士 行政書士
バラの咲く街、八千代市緑が丘で、コンサルティング事務所を運営しています。