情報セキュリティ(33) サイバー攻撃の手口⑥ ランサムウェア
最近は沈静化してきた感もありますが、一時期猛威を振るったマルウェアにランサムウェア(Ransomware)があります。メールなどで入り込んできて、PCやサーバを全て暗号化し、金銭を要求するというものです。誘拐犯の身代金要求に似ているため、ランサムウェアと名づけられました。
2017年には、WannaCryというランサムウエアが大流行し、大企業もかなり被害を受けました。ランサムウェアが登場した頃は、防御が弱い個人を対象とするものが多かったのですが、大企業は国家が狙われたというのは、ランサムウエアが巧妙化したという背景があるかと思います。
身代金を請求されても、支払うことは禁物だと言われています。少しでも支払ってしまうと二次被害が発生するリスクがありますし、犯罪を助長することにもなりかねません。
対策としては、マルウェアを検知・除去するためのウィルス対策と、重要なデータはきちんとバックアップをとっておくことかと思います。これらの基本的な対策が、結局は進化したサイバー攻撃に対する最大の防御になるのです。
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