日本の未来と家庭再建(5) 孤立社会が生み出した悲劇①

孤立化が進む社会で、大変な立場に立つのは高齢者の方々です。健康で、お金もあり、楽しみなどもあれば、自由な老後を満喫できるかもしれません。しかし多くの場合、病気をしたり、経済的に困難になったり、高齢者が一人で生きていくのは大変です。

家庭や社会からの孤立感から、高齢者による犯罪事件が増えています。また、災害時に頼れる家族がおらず、避難できずに亡くなるケースも少なくありません。かつての日本であれば、何か問題があっても、地域で支えあって守ることができたのではないかと思います。

さらに深刻なのは、一人暮らしの高齢者が亡くなる、孤独死の問題です。悲しいことに、誰にも発見されずに数か月放置され、腐乱状態で発見されるケースが、時々ニュースでも報道されています。一生懸命家族や社会のために生きてきても、最後に看取る人がいなくて放置されるなんて、なんと悲しいことでしょうか。そしてこの問題は、決して他人事ではなく、現代においては誰にでも起きうることなのだと思います。

個人の自由と権利を守るのはとても大切なことですが、お互いの人生に対する関わり合いが薄くなった結果、個人の幸せが奪われているということになっているのではないかと思います。お年寄りが幸せなのは、家族や孫に囲まれて暮らす家庭であり、社会なのではないかと思います。

投稿者プロフィール

小笠原 裕
小笠原 裕中小企業診断士 行政書士
バラの咲く街、八千代市緑が丘で、コンサルティング事務所を運営しています。