日本の未来と家庭再建(14)  家庭連合の結婚観と祝福

ここまで結婚家族の重要性と家族文化を再生する方法について説明してきました。その解決のための一つのモデルが、家庭連合が推進する祝福結婚だと思います。これは、結婚前の人格教育から始まり、結婚後のコミュニティーによるサポートまでを含む、結婚文化全体を再生強化する壮大なプロジェクトであると言えます。

結婚前の人格教育として、結婚する対象者には、結婚生活の重要性を説明します。またボランティア活動など応答して結婚生活の成功に必要な、他者を尊重し思いやる心情や本質的な意味での宗教性を育成します。

さらには、純潔の重要性を強調しています。純潔と言うと、今日では死後のようになっています。今日では、若い男女は気が向けば性関係を結ぶことが当たり前になっています。しかし、実は幸福な結婚生活を送る上で、純潔を守ることは非常に重要な要素です。米国バージニア大学のレポートでは、異性との性関係が多いほど、離婚率が高くなることがわかりました。生涯に経験人数が1人という人の離婚率は、わずか3-4%でした。夫婦生活夫婦関係においては、互いにたった1人の人であることが重要であり、経験の差はむしろマイナスに働くのです。

出会いについても、祝福結婚式では、結婚相手を選ぶ際にマッチングサポーターと呼ばれるカウンセラーが仲介者となり、本人同士に加え、双方の両親が交流する中で、最適の相手を慎重に選んでいます。現代日本では失われつつある、「説教おじさん」「マッチングおばさん」によるサポートがしっかりと息づいているのです。

コミュニティについても、結婚式を挙げたカップルそれぞれが、先輩家庭とともに交流しています。悩み事の相談やより良い夫婦関係を築くための学びの機会が提供されています。まさに価値観を共有するコミュニティによる 結婚生活のサポート体制があるのです。

結果として2015年までに日本人で祝福に参加したカップル17万人余りを調べたところ、離婚率は1.3% と非常に低く、出生率も平均2.1%と、一般の1.4%を大きく上回っています。人口減少や家族コミュニティーの解体縮小といった危機に直面する日本にとっても、改めて再評価されるべき事実だと思います。

投稿者プロフィール

小笠原 裕
小笠原 裕中小企業診断士 行政書士
バラの咲く街、八千代市緑が丘で、コンサルティング事務所を運営しています。