情報セキュリティ講座(35) IMAPとMIME
メールに関する重要なプロトコルに、IMAPとMIMEがあります。
IMAP(Internet Message Access Protocol)とは、POP同様メールをメールサーバから受け取るプロトコルです。POPと違う点は、一度にメール本文を全て受信するのではなく、まずリストのみ受信し、その後必要なものだけ本文受信できることです。
MIME(Multipurpose Internet Message Extension)は、テキストでしか送受信できないメールにおいて、画像などのバイナリーデータを送受信する仕組みです。
バイナリーデータをテキストデータに変換するアルゴリズムとしては、BASE64が使用されます。これは、6bitのバイナリーデータを1byte(8bit)のテキストデータに変換するものです。a-z(26字), A-Z(26字), 0-9(10字)で62字、さらに+/で64字です。
6bitを8bitで表現するわけですから、元々のデータは8/6培=1.33培になる計算です。1Mの画像データをメールに添付すると、メールのサイズは1.3Mに増えることになります。メールの添付ファイルは便利ではありますが、メールはアーカイブ用のものではなく、通信用のものですから、必要なファイルは整理してドライブに保存するのが望ましいと思います。