人間の死に方
医者である筆者が、同じく医者である父親を、在宅介護で看取るまでの経緯です。筆者の父親は、85歳で前立腺癌の診断を受け、治療を拒否して天寿を全うしました。亡くなるまでの2年間、認知症にもなり、介護は大変でしたが、最期は枯れるように亡くなりました。
私も、死ぬなら癌で死にたいと思う一人です。延命治療はお断り、地上でやるべき仕事をしたら、後はこの世をきれいに去りたいと思います。
死ぬことがわかっているのに、ただ心臓を動かすためだけに、チューブで繋がれた自分の姿は、想像するだけで恐怖です。
人間の死生観は、人によって違いますから、これが正解というものでもないでしょう。大切なのは、死んでいく当の本人の気持ちを尊重することで、あらかじめ周囲の人に伝えておくことではないかと思います。

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