歴史とは何か

どこかで聞いたことがあるような本だったので、頑張って読んでみました。何が書いてあるのか、正直言ってよくわかりませんでした。

ただ、過去の事実は、それだけでは歴史にはならない、後世の人々が、その事実に何らかの意味づけをすることで、その事実は歴史になる、というようなことが、書いてあるんだろうと、想像しました。

1961年の講演を、哲学者の清水幾太郎が翻訳したものですが、本が書かれたのが今から60年前でえり、この本そのものが、一つの歴史なんじゃないか、とも思ったりしました。

歴史は、それ自体が生命力を持っていて、ある意志のもとで、一つの方向に向かっているのではないか、そんな気もします。歴史が必要とする人物が、歴史上に現れて仕事をして、その役割が終わったら歴史の舞台から去っていく。かつて司馬遼太郎の、龍馬が行く、を読んだ時、薩長連合を成し遂げて、大政奉還を実現させた坂本龍馬が、その1ヶ月後に寺田屋事件でこの世を去ったことを、そう表現していました。

私も、歴史は生きているように思います。そうしないと、戦争や災害で死んでいった、過去の人々の魂が浮かばれないんじゃないか、あなたたちの死には、意味があったんですよ、と現代に生きる私たちが、承認してあげることが、大事なんじゃないか。

読みながら、そんなことを考えました。

投稿者プロフィール

小笠原 裕
小笠原 裕中小企業診断士 行政書士
バラの咲く街、八千代市緑が丘で、コンサルティング事務所を運営しています。