大規模接種の予約システムについて

政府による大規模接種の予約が始まりました。

政府主導の推進で、大きく接種が進展することを期待します。

しかし、接種の予約システムは、接種番号は架空の番号でも入力が可能とのことで、これは問題だと思います。参考値として入力させるのならよいのですが、メイン画面には、「市町村コード」、「接種券番号」、「生年月日」を入力させて、「認証」ボタンを押すことになっています。(5/18現在)
実際は接種券番号での認証は行わないのですから、これはミスリーディングです。

もし接種番号がノーチェックなのであれば、これは単なる参考情報とし、氏名・住所・電話番号など、個人を特定できる情報を入力させ、できれば運転免許や保険証などの本人確認書類をアップロードさせる方がよいかもしれません。もちろんこれは個人情報なので、個人情報保護の対応が必要です。

時間が極めて限られる中で、アクセス障害を起こさず、自治体の接種予約システムと連動させるのは、極めて大変なことであることは、容易に想像がつきます。

システム開発をしているのは、自衛隊に任されているようです。自衛隊も、B to Cのシステム開発は不慣れなのかもしれません。民間の知恵も入れて、総力戦で取り組むべきことのように思えます。B to Cシステムは、民間にこそ知見があるからです。

現場の方々の苦労は大変なものと想像します。国を挙げて、問題解決にあたりたいですね。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210517/amp/k10013036311000.html

投稿者プロフィール

小笠原 裕
小笠原 裕中小企業診断士 行政書士
バラの咲く街、八千代市緑が丘で、コンサルティング事務所を運営しています。