家族遺棄社会

今、孤独死が増えているようです。発見されるのが遅れ、死後1か月もしてから、異臭で周囲住民が通報することで、やっと発見されたりします。

このような遺体は、家族からも引き取り手がなく、行政も対応に困っているということです。家族から見捨てられ、地域からも見捨てられるということは、とても悲しいことです。

孤独死の現場では、ゴミ屋敷になっていることが多いそうです。セルフネグレクトということで、自ら生きる気力も無くなり、緩慢な自殺のような状況です。

人は一人では生きていけないのに、人と人とのつながりが無くなっているのが現代の姿なのでしょう。地縁でも血縁でも、人がつながることがどれだけ大切なことなのか、改めて考えさせられる本でした。

投稿者プロフィール

小笠原 裕
小笠原 裕中小企業診断士 行政書士
バラの咲く街、八千代市緑が丘で、コンサルティング事務所を運営しています。