Microsoft OfficeのTIPS(21) セル内の改行

Wordなど通常の文書で改行する際は、「enter」キーを押します。その際に、改行コードが文書に挿入されますが、そのコードはCRと LFです。CRはアスキーコードの13(16進法表記で0x0d)、LFはアスキーコードで10(16進表記で0x0a)です。

ところが、Excelでセル内に長い文字列を入れようとすると、「Enter」キーを押したらセルへの入力が完了して、次のセルに進んでしまいます。

それでは、Excelで文字列を入力する際に、改行したい場合はどうするかと言えば、「Alt」キーを押しながら「enter」を押します。そうすると、文書にLFのみが挿入されるのです。

セル内での表記は、LFだけでも大丈夫です。さらには、Wordなどで改行コードの代わりにLFを挿入した場合も、ちゃんと文書が改行されます。

なぜExcelの改行コードはLFだけなのかよくわかりません。そして一覧表としてExcelを使う場合、セルに文字列をたくさん入力する機会は少なくありません。

よく使うテクニックなので、覚えておきたいものです。

投稿者プロフィール

小笠原 裕
小笠原 裕中小企業診断士 行政書士
バラの咲く街、八千代市緑が丘で、コンサルティング事務所を運営しています。