生物はなぜ死ぬのか

作者は遺伝研究の第一人者です。

生きるものは、なぜ死ぬのかというのは、哲学的な問いですが、生物的な観点から、それに答えています。

遺伝子的に、生物は個体が死ぬことをプログラミングされている、というわけです。

なぜそのような仕掛けがあるかと言えば、外部環境が変化する中で、種として生き残っていくためには、多様性を維持する必要があり、古い個体は自動的に消滅して、環境に適合する遺伝子を持った個体が生存するためだ、というのです。遺伝子は代を重ねる都度変化するようになっていて、この多様性の確保が大切なことであると説明しています。

進化論をベースに説明していますが、私は進化と進化論は別物だと思っていて、全面的に賛同はしません。自然淘汰だけで進化という現象を説明するのは、無理があると思うからです。

しかし、遺伝子レベルで起きていることが、種の存続と進化に大きな影響を与えているというのは、とても興味深いことです。とても参考になります。

投稿者プロフィール

小笠原 裕
小笠原 裕中小企業診断士 行政書士
バラの咲く街、八千代市緑が丘で、コンサルティング事務所を運営しています。