共有持分の買い取り

こんなパンフレットが自宅の郵便受けに投げ込まれていました。

不動産は通常所有権が売買されますが、共有となっている場合は、共有持ち分のみの売買も可能です。

共有持ち分となっていると、過半数の持ち分があれば賃貸はできますが、全部の売買や、大きな変更はできません。相続などで法定相続分で共有となってしまうと、とても不便です。

この業者は、あえて共有持ち分を買い取ることで、このような共有の問題を解決しようというのでしょう。当然、通常の所有権と同様の処分はできないので、相当安く買い取るのでしょうが、現金化できるということで、ニーズはあるに違いありません。

こうなると、残りの持ち分を持つ共有者は、第三者との共有となるので処分がしづらくなるので、この業者に売却する可能性も高くなります。リスクも高いですが、今後はこのような事業も増えてくるのかもしれませんね。

投稿者プロフィール

小笠原 裕
小笠原 裕中小企業診断士 行政書士
バラの咲く街、八千代市緑が丘で、コンサルティング事務所を運営しています。