二・二六事件

1936年2月26日、陸軍の青年将校たちが決起し、官邸や陸軍参謀本部、大臣私邸などを襲撃し、クーデターを図った事件です。

青年将校たちは、いわゆる天皇機関説、すなわち「天皇は君臨すれども統治せず」を否定し、天皇の統治権干犯を犯す君側の奸を取り除くという名目で、事件を起こしました。天皇や陸軍に支持されると思っていたのに、陸軍は命令系統を乱されたことを許さず、天皇の強い意向もあり、クーデターは鎮圧されました。

クーデターは許されるものではなく、鎮圧されたのは当然の結果ではありますが、翌年7月に陸軍主導で日中戦争が始まり、その後泥沼化し、太平洋戦争に続くことを考えると、日本が危機に陥るきっかけと言えなくもありません。

また、このクーデターの4年前に、五・一五事件が起こり、当時の首相が暗殺されたにも関わらず、世論の減刑嘆願運動もあり、犯人は処刑されなかったことも、二・二六事件の遠因なのかもしれません。

暴力により、世間を動かそうというのは、許されるものではありません。歴史から、学ぶべきことは、少なくないと思います。

投稿者プロフィール

小笠原 裕
小笠原 裕中小企業診断士 行政書士
バラの咲く街、八千代市緑が丘で、コンサルティング事務所を運営しています。