明智光秀
昨年の大河ドラマは、明智光秀を主人公にした、麒麟が来る、でした。
明智光秀は、本能寺の変で有名ですが、何故主人を裏切ったのか、あまりよくわかっていません。織田信長が、部下の明智光秀を馬鹿にしたからとか、いろいろな説がありますが、そのような単純なものではなさそうです。
織田政権において、明智光秀は特別な存在でした。他の諸公は軍事的に各拠点を任されていましたが、明智光秀は中央政権にいて、対朝廷交渉、対足利義昭交渉を任されてきました。総理大臣に対する、官房長官のような立場です。織田信長の、強み弱みを知り尽くした明智光秀だからこそ、本能寺の変が実行可能でした。
政権No2によるクーデターは、日本の歴史においても、そして現代においても、いろいろな事例があると思います。本能寺の変は、その中でも、最も象徴的なものの一つだと思います。
