情報処理技術者試験(4) システム監査技術者
システム監査技術者は、情報処理技術者試験でレベル4の難易度です。歴史の長い資格であり、30年以上の歴史があります。
システム監査とは、ITシステムを内部統制の観点から確認し、会社に対しては助言を、第三者に対しては保証を行います。
具体的には、ITシステムを管理する規定があるか、それに対して正しく運用されているか、変更などの証跡が残されているか、などを確認します。問題点があれば指摘し、改善について会社の経営やIT部署に助言を行います。また第三者に対しては、監査の範囲では問題がないなどの保証をするのです。ITシステムに関する幅広い知識が要求され、責任を伴う資格だと思います。
試験は午前の選択式と、午後の記述式にわかれます。午後1は空欄を埋める方式ですが、午後2は論文式で3問合計で2400字位を2時間で書きます。論文式試験は、他にプロジェクトマネージャやITストラテジスト等がありますが、与えられた課題に対して論文を書くことになり、難易度はかなり高いと思います。合格率はだいたい15%位で推移しているようです。受験者数は比較的少なく、3000人以下ですが、もっと受験者が増得て欲しいと思います。
システム監査技術者は情報処理技術者試験の中でも、ステータスが高い資格です。難易度は高いですが、努力して取得するに値する資格だと思います。