情報セキュリティ講座(17) TCPとUDP
IPは、OSI基本参照モデルのネットワーク層のプロトコル(TCP/IPプロトコル群ではインターネット層)ですが、その上のトランスポート層(TCP/IPプロトコル群でも同じ)の代表的なプロトコルが、TCP(Transmission Control Protocol)と UDP(User Datagram Protocol)です。
TCPはパケットの欠落が許されないデータの転送に使います。メールやWEBサイト、ファイル転送など多くのデータ交換に使われます。パケットの欠落を検知すると、再送します。スピードより完全性を重視しています。
UDPはパケットが多少欠落しても、データを送り続けます。動画配信や、Web会議などに使われます。完全性より遅延防止が重視されます。
用途によって、TCPか、UDPが、使い分けられています。ネットワークにおいて非常に重要な知識となります。
明日以降、それぞれのプロトコルについて書いていきたいと思います。