情報セキュリティ講座(28) HTTP
WEBで使用される代表的なプロトコルは、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)です。HTTPでは、HTML(Hyper Text Markup Language) で記述されたWebページデータを、交換します。
HTTPでは、クライアントとWebサーバ間で、次のようなメッセージがやりとりされます。
クライアントからリクエストを出し、サーバがそれに対してレスポンスを返す、という形です。
クライアント ⇒ サーバ GET
サーバ ⇒ クライアント 200 OK
サーバ -> クライアント HTMLデータ
…
このやりとりの、「GET」がリクエストです。リクエストは、リクエストライン、リクエストヘッダ、メッセージボディの3つから構成されます。リクエストラインには、メソッド(要求する処理)、リクエストURI, HTTPバージョンなどが記載されます。
メソッドには、指定したURIのデータを取得するための要求「GET」、指定したURIにデータを登録する「POST」、プロキシにトンネル接続の確立を要求する「CONNECT」などがあります。
「200 OK」が、レスポンスです。レスポンスは、ステータスライン、レスポンスヘッダ、レスポンスボディの3つから構成されます。レスポンスラインには、HTTPバージョン、ステータスコード(レスポンスの内容)、説明区が記載されます。
ステータスコードにはリクエスト成功したという「200 OK」、ページが見つからなかったという「404 Not Found」などがあります。間違ったURLを指定すると表示される、あの文言ですね。
これらの手順により、ブラウザでホームページを閲覧できる、というわけです。