情報セキュリティ講座(33) SMTP
メールを送信するプロトコルはSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)です。
クライアントとサーバの間で、次のようなやりとりをします。
クライアント ⇒ サーバ EHLO
サーバ ⇒ クライアント 250
クライアント ⇒ サーバ MAIL FROM 送信者
サーバ ⇒ クライアント 250
クライアント ⇒ サーバ RCPT FROM 受信者
サーバ ⇒ クライアント 250
クライアント ⇒ サーバ DATA
サーバ ⇒ クライアント 354
クライアント ⇒ サーバ データ
サーバ ⇒ クライアント 250
クライアントが、サーバに対して、送信者と受信者を通知し、サーバが了承すると、データの送受信が始まる、というわけです。その名の通り、簡単ですね。データもテキストですので、情報セキュリティ的にはリスクが大です。そのため、セキュリティを、補完するための仕組みが、必要となるのです。
送受信者が認定できなかったり、メール自体を認識できない場合は、サーバからエラーコード500が返ってきます。これは処理継続ができないことを意味します。
SMPTは、サーバ同士のメール情報の送受信でも使用されます。SMTPサーバに対してデータを送ることで、メール配信ができる仕組みです。
SMPTはメールに関する基本的なプロトコルですので、覚えておくべきと思います。
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