情報セキュリティ講座(36) DNSについて
インターネット上のアドレスは、IPアドレスです。ローカルネットワーク上も同様です。しかし、IPアドレスは32bitの単純な数値であり、人間がそのままで、内容を理解することは困難です。また、IPアドレスは同的に変化することも少なくありません。
そこで、ホストに名前を付けて、IPアドレスと紐つけて管理する手法が編み出されました。この紐付けを行う手順が、DNS(Domain Name System)です。
ネットワークにつけられた名前を、ドメイン名と言います。また、サーバなどのアドレスをホスト名と言います。
このホームページのアドレスは、https://www.ogasawara-office.netですが、「Ogasawara-office.net」の部分がドメイン名で、ホームページを示す「www」がホスト名です。
ホスト名とドメイン名を全て含んだ名前をFQDN(Full Qualified Domain Name)と言います。
DNSは、ドメイン名からIPアドレスを求めるプロトコルです。DNSは、専用のサーバ(DNSサーバ)によって管理されます。
ドメイン名には階層があり、それぞれの階層にDNSサーバがあります。一番トップの階層がルートであり、ルーとサーバは世界で13個存在します。その下の階層が、TLD(Top Level Domain)で、.comとか、.netとか、.jpなど、いろいろなものがあります。その下の階層が第二階層で、.jpであれば、co.jpのco(企業)とか、ac.jpのac(学校)などが該当します。ドメインごとにDNSサーバがあり、それぞれのドメインを管理することになっています。