情報セキュリティ講座(38) DNSの資源レコード
DNSは、ドメイン名やホスト名に対応するIPアドレスの問い合わせに答えるサービスですが、それ以外の問い合わせにも対応します。そのための情報を、資源レコードといって、問い合わせの内容によってタイプ名が決められています。
A : ホストのIPアドレス
NS : ネームサーバ
CNAME : ホストの別名に対する名前
PTR : IPアドレスからホスト名を返す逆引き用
MX : メールアドレスのホスト名
AAAA : ホストのIPアドレス(IPv6)
例えば、次のように記載されます。
WWW IN A 192.168.0.1.
WWWというホスト名に対して、192.168.0.1.というIPアドレスを返すわけです。
Aレコードを複数記述することも可能です。この場合、最初のAレコードで解決しなければ、次のAレコードで解決します。解決するまで順次走査するのですが、この仕組みをDNSラウンドロビンと呼びます。