情報セキュリティ講座(77) データベース①

データベースは、情報の塊です。そこで、データベース自体にも、様々なセキュリティ対策が行われます。これらは、DBMS(Data Base Management System)によって実現されます。

1. データベース暗号化
データベースにデータを登録する際に、暗号化します。データベースに直接アクセスして情報を盗もうとしても、内容が暗号化されていれば判読することができない、という仕組みです。ただし、アプリケーション経由で不正アクセスすれば、内容は復号化されて読むこととなるため、盗聴を防ぐことができません。

2. 利用者認証
データベースにアプリケーション経由でアクセスする場合も、利用者認証を行うことで、セキュリティを強化することができます。

3. ロール
ユーザが都度認証するのは、大変です。そこで、役割(ロール)を定め、ロールごとに認証を行うことができます。部署や役職などで、ロールを分けることが一般的です。

投稿者プロフィール

小笠原 裕
小笠原 裕中小企業診断士 行政書士
バラの咲く街、八千代市緑が丘で、コンサルティング事務所を運営しています。