東芝買収の撤回

英国ファンドCVCが、東芝買収を事実上撤回しました。この2週間で、買収提案、前社長辞任、買収撤回と、目まぐるしく状況が変化しました。

東芝は、日本のインフラ、防衛、エネルギーと、基幹産業を担う会社です。そのような会社が、外資に買収され、株式が非公開となるというのは、大きな脅威です。外為法などで外資による買収には制限がかけられているようですが、一つ間違えば日本の安全保障にも大きな影響があるような話です。

私の身内に、東芝に勤めている者がおり、他人事とも思えません。一つの企業が、会社の文化を作るには、多くの人々の努力と苦労が積み重ねられたものと思います。経営のかじ取り一つで、それらのものが崩れることがないよう、経営者の責任は重いと思います。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210420/k10012985781000.html

投稿者プロフィール

小笠原 裕
小笠原 裕中小企業診断士 行政書士
バラの咲く街、八千代市緑が丘で、コンサルティング事務所を運営しています。