医学常識はウソだらけ
当時92歳の筆者が、分子栄養学から実践してきた長寿法を書いた本です。家内が持っていたので、借りて読みました。
体の中の代謝の仕組みや、健康につながる食事や栄養の摂取について、力説しています。
ATP(アデノシン三リン酸)とか、ミトコンドリアとか、高校の生物で習った単語がいろいろ出てきて、面白い本です。
筆者は、メガビタミン接収を推奨していて、ビタミンCなどを大量に服用することが進めています。私としては、食事は普段食べるものに気を付けるべきとは思いますが、サプリメントを服用するというのは、納得はできませんでした。栄養分子学は学問としては確立しているのでしょうが、それと健康とは、直結するものではないと思うからです。
筆者も、この本を書いた後、95歳で亡くなりました。立派な大往生だとは思いますが、やはり寿命には従わざるを得ないのでしょう。