情報処理安全確保支援士 業務内容

情報処理安全確保支援士は、あまり聞きなれない名前だと思います。情報セキュリティスペシャリストとして、唯一の国家資格として定められ、2017年4月に登録が開始されました。

インターネット社会が広がり、国家がサイバー攻撃に狙われる今日、サイバーセキュリティは非常に重要になっています。昨今ではサイバー攻撃の手口も巧妙化し、簡単には見破られないような、悪質なものが増えています。

我が国も平成26年にサイバーセキュリティ基本法が制定され、国家として対策に乗り出していますが、高度化するサイバー攻撃に対して後手に回っているのが実情です。特に中小企業においては知識も不足し、攻撃にさらされています。

サイバー攻撃の典型的なのは、詐欺メールや、不正アクセスによる機密情報窃取です。詐欺メールの典型例は、振込口座が変更されたからこちらに振り込めというオレオレ詐欺系です。不正アクセスでは、最近ではセブンイレブンの重要戦略である7Payがサービス停止に追い込まれた事件が記憶に新しいところです。

情報処理安全確保支援士は、独占業務はありませんが、経営コンサルティングの一つの重要な領域として、今後活躍の場が広がると思っています。私は平成31年に登録しましたが、会社ではサイバーセキュリティ対策業務に携わっており、その重要性については、今後とも情報発信していきたいと考えています。

投稿者プロフィール

小笠原 裕
小笠原 裕中小企業診断士 行政書士
バラの咲く街、八千代市緑が丘で、コンサルティング事務所を運営しています。