ITプロジェクト49 データベース設計

システム開発では、データベースを構築することになります。データベースは複数のテーブルから構成され、それらのテーブルの関係性(リレーション)が設定されます。各テーブルは項目の集積で、各項目は、項目ID・項目名称・主キーか否か・属性(文字列、数値、日付など)などがデータベース上に定義されます。

テーブルとテーブルを横断的に見るためには、ビュー(クエリ)を設定することで、新たなテーブルを作成しなくても、目的別に見たい項目を見たり、修正・削除することができます。

これらのデータ操作をいちいちプログラムで書くと大変ですが、データベースを操作するために、世界共通言語として、SQLという言語が準備されています。

基本設計書においては、基本的な機能を定義するために、データベース構造を決定していきます。どの項目とどの項目が主従関係にあるのか、どのテーブルとどのテーブルがどの項目をキーとしてリレーションをとるのか、定めていくわけです。

詳細設計は、このデータベースの各項目をもとに、細かく機能を決定していきます。詳細設計を行い、開発まで行った後で、項目を変更したり、データベース構造を変更することは、大変な工数を要する場合がほとんどです。

データベース設計は非常に重要な工程となるため、基本設計書にきちんと落とし込まれているか、確認することが重要です。

投稿者プロフィール

小笠原 裕
小笠原 裕中小企業診断士 行政書士
バラの咲く街、八千代市緑が丘で、コンサルティング事務所を運営しています。