ITプロジェクト77 第2回移行判定
移行に係る準備が完了したら、システム切り替え作業に入る前に、第2回の移行判定を行います。システム切り替え作業は、通常、土日など営業日外で行いますから、途中で止めることは非常に難しくなります。従い、移行に伴う様々な課題が事前に整理されているか、予定通り移行して問題はないか、を確認する必要があります。
移行判定の結果システム移行を延期することもありえます。ただしその場合、特に取引先や消費者に影響が発生する場合もあるため、営業部などの責任部署と協議の結果、判断をすることとなります。
課題が完全に解決していなくとも、移行後に対応することで問題ない場合は、そのままシステム移行を実施する場合もあります。そのときは、きちんとフォローアップするよう、文書化しておきます。
システム移行作業は、ルビコン川を渡るようなものですから、「既に決めたことだから」という理由で無理にシステム切り替えを決行するのではなく、冷静に判断することが重要です。