情報処理安全確保支援士(1) 資格について

情報処理安全確保支援士は、情報セキュリティに関する国家資格です。登録セキスぺとか、RISS (Registered Information Security Specialist)とか略称されることもあります。3年前に新設された士業ですが、資格者を名乗るためには試験を合格した上で、登録する必要があります。

社会でのIT利用機会が、生活のあらゆる場面で増えていることは、スマホの爆発的な普及からも明らかです。機能が便利になった反面、ITを悪用した犯罪もうなぎ上りに増えています。このため、我が国ではサイバーセキュリティ基本法を定めるなど法制度でも対策はとっていますが、サイバーセキュリティに関する専門家の育成も急務となっています。

そのため、従来情報処理技術者試験の一つであった情報セキュリティスペシャリストの資格を士業化し、特にセキュリティ対策が脆弱な中小企業に対する支援をすることとしたものです。

新しい士業なので、専門業務もありませんし、RISSとしてのネットワークもできていません。なかなか世間には浸透していないようですが、サイバーセキュリティ対策が非常に重要であることは論を待ちません。今後の活躍の場が拡大されることを期待したいと思います。

投稿者プロフィール

小笠原 裕
小笠原 裕中小企業診断士 行政書士
バラの咲く街、八千代市緑が丘で、コンサルティング事務所を運営しています。