情報処理技術者試験(1) ITパスポート
情報処理安全確保支援士もその一つですが、独立行政法人情報処理技術推進機構が実施する情報処理技術者試験は、情報処理に関する国家資格として、実績あるものです。今回から、情報処理技術者試験について書きます。
ITパスポートは情報処理技術者試験の中では、最も難易度が低く、合格率も約50%と、誰でもとれる資格です。四肢選択で100問、1000点中600点で合格です。IT関係者であれば、事前にテキストを読んでおけば特に事前準備は不要でしょうし、未経験者でも過去問を何回かやれば、問題ないと思います。
難易度は低いとは言っても、問題はストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系と3つの領域がしっかりカバーされていますので、上位資格である基本情報技術者試験や応用情報技術者試験、さらにはレベル4の情報処理安全確保試験士試験などにも通用する内容となっています。
テスト方法はCBT方法といって、会場のコンピューターから入力して回答します。基本情報技術者試験などレベル2以上の試験は、年2回しかありませんが、ITパスポートはほぼ毎週どこかで実施されています。できるだけ多くの人に受験してもらい、技術者の底上げを図りたい、という考えだと思われます。
力試しに受験してみると、意外と役に立つと思います。IT関連の業務に携わっていないかたも、是非挑戦されては如何でしょうか。