司法書士(1) 資格について
司法書士は、登記の専門家です。不動産登記や、商業登記は、司法書士の専門業務となります。弁護士も登記業務はできますが、実務面ではかなり専門的な知識が要求されるため、実質的に司法書士以外が登記業務を受任することはないと思います。
登記の他には、供託業務ができる他、簡易裁判所での訴訟代理人になることもできます。(但し認定司法書士の登録が必要ですが)
試験は毎年第一日曜日の午前2時間、午後3時間です。午前・午後とも、五肢択一で35問、午後はさらに2問の記述式試験があります。記述式試験は、実際の登記申請書を書く試験です。
資格試験としては、ものすごく難易度が高いです。実は私自身が、これまで7回不合格となっています。適当に勉強して不合格なのではなく、中所企業診断士や行政書士、その他情報処理技術者試験(高度試験)を連破した勉強量をもってしても、全く歯が立ちません。
難しい理由の一つは、試験範囲の幅広さです。択一試験は、午前が憲法・民法・刑法・会社法、午後が民事訴訟法・民事執行法・民事保全法・司法書士法・供託法・不動産登記法・商業登記法です。こんなに幅広い科目を、覚えなければなりません。
難しい理由のもう一つは、時間が足らないことです。午前はまだいいとして、午後は択一と記述をノンストップでこなさなければなりません。問題を見返す余裕もなく、ひたすら記述を書きまくって時間切れというのが、私のこれまでの敗戦記録です。
合格率は3%~4%位です。一発勝負の試験でこの合格率は、相当なレベルだと思います。私は今年8回目の受験をしますが、現時点でも合格できるという自信はありません。ほとんど、ライフワークに近い覚悟で取り組んでいます。
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