システム開発の経験談(6) HP200LX

かつてヒューレッドパッカー社が製造した、手のひらサイズのパソコンで、HP200LXというものがあります。小さいながらもDOS/V機種で、CPUも80186という低能力ながら、パームトップパソコンという分野を作り出したパイオニアです。英語版でしか動かなかったものを、日本のマニアが日本語化キットを開発し、さらにはクロックを倍速化するなどして、一部マニアの間で大流行しました。

(私が今でも保有しているHP200LX。液晶がダメになっていて、今では使えません…)

HP200LXはカードスロットを持っていて、10MBメモリカードや、モデムカードを挿すことができます。また、現在でいうところのアプリを開発し、インストールすることができます。Nifty Serve(現在のNifty)には専用のフォーラムがあって、ヘビーユーザが競ってHP200LX用のアプリを開発して発表していました。

時々オフ会が開催されるので、私も参加しましたが、マニアの集まりなので、相当白熱します。私もパソコン少年と化して、わいわいと騒いでおりました。楽しい思い出ではあります。

投稿者プロフィール

小笠原 裕
小笠原 裕中小企業診断士 行政書士
バラの咲く街、八千代市緑が丘で、コンサルティング事務所を運営しています。