情報セキュリティ講座(21) ネットワーク機器
LAN の中で使用される通信機器にはいくつかあります。OSI参照モデルの各レイヤで、いろいろな機器が使われます。
第一層(物理層)で利用されるのが、リピータです。イーサネットは、通信路が 100mを超えると通信できなくなります。そのため、長い距離をつなぐために、信号の増幅のための機器が必要です。1番単純なスイッチングハブです。
第二層(データリンク層)で使用されるのが、ブリッジです。MACアドレスを元に、通信を制御します。レイヤ2で使われるスイッチングハブということで、L2スイッチ、L2SWなどと言われます。リピータ同様、信号の増幅も行います。
第三層(ネットワーク層)で使用されるのが、ルータです。IPアドレスをもとに、通信の受け渡しをします。スイッチングハブに、ルーティング機能を備えたスイッチングハブもあります。レイヤ3で使用されるスイッチングハブということで、L3スイッチ。L3SWなどと言われます。
第四層以上(トランスポート層、セション層、アプリケーション層)で使用されるのが、ゲートウェイです。プロキシサーバ、メールサーバなどの類です。
他にもいろいろな通信制御機器がありますが、このような機器の組み合わせで、複雑な信号制御を実現しています。
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![小笠原 裕](https://www.ogasawara-office.net/wp-content/uploads/2020/08/小笠原裕_20200814-150x150.jpg)
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