情報セキュリティ講座(46) 暗号アルゴリズム AES
共通鍵暗号方式の暗号アルゴリズムで、標準的に使用されるのは、AES(Advanced Encryption Standard)です。アメリカ国立標準技術研究所(NIST)によって公募され、2001年に公表されました。
ブロック暗号という種類のアルゴリズムで、ブロック単位で、単字変換、シフト、行列変換、XOR変換(これが1ラウンド)を繰り返します。ブロック長は128bit、鍵長は128, 192, 256bitから選択できます。鍵長により、ラウンド数が変わります。
かつてIBMによって開発されたDESが共通鍵暗号方式の標準として使われてきましたが、時代とともに安全性に問題が生じ、ARSにとって変わられたという歴史があります。