情報セキュリティ講座(58) ブロックチェーン

第三者認証は、信頼できる第三者(政府など)が、デジタル証明書の信頼性を担保する仕組みです。

これに対して、コンピュータ同士が、信頼性を保証する仕組みとして、ブロックチェーンが開発されました。絶対的な第三者ではなく、お互いに保証するわけです。

ブロックチェーンには、取引をするものがそれぞれデータを書き込みます。デジタル署名の仕組みを使うので、誰かが改ざんすると、わかってしまいます。誰も改竄されたと言うものがいなければ、それは正しい記録なのだ、というわけです。

ビットコインなどの仮想通貨は、ブロックチェーンの仕組みを使っています。複製しても記録が残るので、仮想通貨は価値を持たせて流通させることができるのです。

デジタルの世界で、有価証券と同様に取引ができれば、経済にも大きな影響があると思います。

投稿者プロフィール

小笠原 裕
小笠原 裕中小企業診断士 行政書士
バラの咲く街、八千代市緑が丘で、コンサルティング事務所を運営しています。