重力とは何か

重力については、昔から興味がありました。私は事務屋なので、理系の理論はよくわかりませんが、重力はとても身近な力なのに、それを完全に説明できる理論というのは、まだないのだそうです。電磁力のように反発する力はなく引力しかないし、板とかで遮蔽することもできません。

重力が今より少しでも大きければ、宇宙全体が潰れてブラックホールみたいになるし、逆に少しでも小さければ、拡散して冷え切った宇宙になるんだそうです。そうすると、地球も生まれないし、人類も存在できません。

人類は真理を求めて、いろいろな理論を発明しては、確かめてきました。宇宙の果てのような大きな話から、原子よりも小さい素粒子の話まで、その探求欲は留まることを知りません。この本の最後の方には、最新の理論物理学の状況が書かれていて、それによると、相対性理論と量子力学を統合する、超弦理論なるものが注目を浴びていて、それによると宇宙は3次元ではなく9次元であり、物質の最小構成単位は素粒子(点)ではなく弦(線)なんだそうです…
全く理解ができません。

こういう高度な理論は、私たちの生活にはあまり役に立たないんじゃないかと思っていたら、アインシュタインの相対性理論がなければ、GPSは実現しなかったのだそうです。高速で動くものは、時計がずれるから、相対性理論に基づいて補正する必要があるからです。

人間の無限の探求心は、すごいものだと思いました。

投稿者プロフィール

小笠原 裕
小笠原 裕中小企業診断士 行政書士
バラの咲く街、八千代市緑が丘で、コンサルティング事務所を運営しています。