独立開業の手続き(11) 確定申告

個人事業主は、確定申告をすることが必要となります。確定申告をすることで、課税所得が決まり、それに基づいた所得税や住民税を支払うことになります。

会社に勤めていた時は、給与所得しか収入がなければ、ほとんどの場合確定申告をする必要はありません。源泉徴収税や、社会保険などの所得控除、所得税や住民税の支払いなどは、会社が代行してくれるからです。ただし、不動産収入があるとか、年収が2000万円を超える場合は、確定申告をする必要があります。

個人事業主は、事業収入を申告する必要があり、所得控除やるので、確定申告は必須となります。報酬などから源泉徴収税が差し引かれている場合、それを還付するのも確定申告です。

確定申告は、e-Taxが便利です。青色申告特別控除も、紙で申請する場合は55万円ですが、e-Taxなら65万円控除できます。

確定申告の際に、青色申告であれば、財務諸表を提出する必要があります。会計ソフトを使っていれば、確定申告書や、財務諸表は自動で作成できるので、とても便利です。

投稿者プロフィール

小笠原 裕
小笠原 裕中小企業診断士 行政書士
バラの咲く街、八千代市緑が丘で、コンサルティング事務所を運営しています。