経産省キャリア職員による家賃支援給付金の不正給付

家賃支援給付金は、昨年実施された、コロナウィルス禍の救済措置の一環として実施された、持続化給付金と同様の措置で、家賃などの支払いを支援するものです。

私も昨年、何件かお手伝いしました。

この制度を、経産省のキャリア職員が悪用したというのは、とても残念なことです。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210625/k10013104091000.html

申請には、確定申告書の他、賃貸契約書や、実際に家賃を支払ったことを証明する書類など、きちんと書類を添付しなければなりません。

これらの書類も偽造して、実体のない会社名で給付金を受け取ったというのは、実際に困っている事業者からすると、許しがたい行為です。しかもそれを、制度の主体である経産省の職員が行ったというのですから、本当に残念です。

家賃支払いなどで、借入金の返済ができないなど、多くの事業者が困っています。救済制度はとてもありがたいものですが、正しく運用されることが必要だと思います。

投稿者プロフィール

小笠原 裕
小笠原 裕中小企業診断士 行政書士
バラの咲く街、八千代市緑が丘で、コンサルティング事務所を運営しています。