Microsoft OfficeのTIPS(39) Excel関数 find()
セルの文字列で、特定の文字が出現する位置を返します。
書式は次の通りです。
find(特定の文字, セル)
例えば、「八千代市」という文字列が入ったセルで、find(“市”, セル)で、4という数字が返ってきます。この八千代市の4文字目に、「市」という文字が現れる、という意味です。
この関数を使うと、文字列を分解することができたりします。
たとえば、「八千代市緑が丘」という住所を、市名と町名に分けたいような場合があります。「船橋市」と「八千代市」が混在していると、一律で最初の3文字を切り出す、ということができません。
そこで、「市」という文字が出現する前の文字まで切り出すと、市名が得られる、という使い方をします。
具体的には、下記のような式になります。
left(セル, find(“市”, セル)-1)
find()の値から、-1としているのは、「市」という文字を外すためです。
関数を関数の中に組み合わせることで、いろいろな文字列操作ができます。これを、関数のネストと言ったりします。
但し、あまり複雑なネストを作ってしまうと、後で何がなんだかわからなくなってしまうことがありますから、要注意です。