連合赤軍元幹部の告白
NHKのクローズアップ現代で、50年前の1972年2月におきた連合赤軍浅間山荘事件の、無期懲役囚の告白が特集されました。
革命のために、全てが正当化されるという恐ろしい理論で、浅間山荘事件の被害者もさる事ながら、仲間内でリンチ殺人を行い、12名もの犠牲者を出したことは、共産主義の結末がどういうことになるか、はっきり示しています。
この囚人は、自分の子供をお腹に宿した妻を、集団リンチで殺してしまいました。何故声を上げて守ってやれなかったのか。当時は革命のために仕方ないとおもったが、今日にいたるまで、良心の呵責に苛まれています。
人間性が麻痺し、思考停止に陥るというのは、恐怖によって人間を支配する思想の恐ろしさです。
50年を経て、改めてこのことを思い返すべきだと思いました。