フェルマーの最終定理

フェルマーは、17世紀に登場した近代数論の先駆けとなる人物で、数論に係わる様々な定理や予想を提示しました。フェルマーの後、オイラー、ガウスといった人物が、数論を発展させるわけですが、フェルマーが提示した有名な予想が、「xのn乗+yのn乗=zのn乗を満たす3以上の自然数nは存在しない」、というものです。

問題提起の360年後、1995年にイギリスのワイルズが最終的に証明したということです。

あくまで雑学の本で、数論の歴史を辿るような内容ですので、素人の私にも読むことができました。つきつめると、とんでもなく大変なのでしょうが、読み物として読むには丁度いいくらいです。

数学を追求する人は、純粋な好奇心から研究するのでしょうが、その成果が科学技術にも活かされているのだと思います。好奇心というのは、人類発展のための、大切な要素なのでしょうね。

投稿者プロフィール

小笠原 裕
小笠原 裕中小企業診断士 行政書士
バラの咲く街、八千代市緑が丘で、コンサルティング事務所を運営しています。