ITプロジェクト52 帳票設計

システムの出力として、帳票設計を行います。出力としては、画面・帳票及びファイルのダウンロードがありますが、帳票の形でシステムの処理結果を取得することが一般的かと思います。

帳票設計では、項目とレイアウトを決めていきます。ユーザが直接使うものなので、定義はしやすいですが、きちんと確認しないと手戻りの原因となります。帳票の出力に際しての出力タイミングも重要な要素であり、自動的に出力するか、リクエストベースで出力するかなども、定義していきます。

要件定義の段階で明確に決めていないことも多いので、基本設計の段階で丁寧に確認していくことが必要です。

EDIであれば、インターフェースの確認をすることにもなります。入力系の処理と同様ですが、送受信タイミングや、ファイルの置き渡し場所なども確認する必要があります。

これらの事項は、後のシナリオテストでも必要な情報となりますので、基本設計書にきちんと書き込んでおくことが重要です。

投稿者プロフィール

小笠原 裕
小笠原 裕中小企業診断士 行政書士
バラの咲く街、八千代市緑が丘で、コンサルティング事務所を運営しています。