ITプロジェクト55 開発
詳細設計が完了したら、いよいよ開発工程に入ります。家を建てることに例えれば、棟上げをして、家を組み上げることとなります。ユーザが関与することはまずありませんが、ベンダから報告を受け、進捗を把握することは必要です。
開発工程では、詳細設計書に従って、プログラマがプログラムを作っていきます。いきなり本番環境で開発することはあまりなく、本番環境と別に開発環境を構築した上で、開発の作業を行います。
開発は開発を効率よく進めるため、機能モジュール毎に進めていくことが多いです。単体機能毎に開発するわけです。こうすることで、開発期間を通じて、必要となる工数が均一化することができます。以前はCOBOLなどプログラムを順番にコーディングするような言語が主流でしたが、近年はオブジェクト指向言語が主流となっており、開発を分業化することが可能となっています。
プログラマは、ベンダの自社の社員であるとは限りません。むしろ、協力会社に委託してプログラミングすることが多いようです。場合によっては、後に書きますが、海外協力会社に開発委託することもあります。これをオフショア開発と言います。
開発工程は、製造工程ということもあります。最も工数を要する部分であり、生産効率を上げ、品質管理をすることが必要な工程です。この段階で要件を変更して手戻りを行うことは、大変な無駄となりますので、厳に避けるべきことです。期間を守り、工数を予算内に収めるよう、ユーザも配慮することが重要です。
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