中小企業診断士(10) 診断士登録の更新

中小企業診断士は、5年に一度更新しなければなりません。そのためには、年に一度の理論研修終了証と、30ポイントの実務従事報告を提出する必要があります。

理論研修は、 各都道府県の中小企業診断士会 にて、半日かけて実施されます。東京都のものは、かなり頻繁に開催されますので、首都圏在住の方はこちらを利用することも可能です。

実務従事は、実際に診断業務を行い、その証明書に診断先企業に捺印して頂く必要があります。捺印は、登記所に登録した代表取締役印が必要です。通常丸い形をしています。支援先は個人事業主でもよいですが、大企業や、海外独資の企業はだめです。1日1ポイントに換算し、5年で30ポイントを取得する必要があります。

特に実務従事ポイントをどのように取得するかが、特に企業内診断士の悩むところです。各都道府県診断士協会主催の実務従事検収に、参加費を支払って参加することもできます。私は、関係会社のITコンサルティングを行っているので、そこの社長に捺印してもらっています。取引先診断など、企業内診断士でも、十分取得の機会はあると思います。

海外転勤などで、診断士登録を休止することも可能です。一度休止すると、15年間は更新が不要になります。しかし再開する際に実務従事ポイントを提出しなければならないことは同じですし、できれば休止しない方がよいと私は思っております。このあたり、個人の事情などで決めればよろしいかと存じます。

投稿者プロフィール

小笠原 裕
小笠原 裕中小企業診断士 行政書士
バラの咲く街、八千代市緑が丘で、コンサルティング事務所を運営しています。