相続(19) 戸籍謄本

戸籍謄本は、本籍地で管理されている戸籍の原本の写し(謄本)です。不動産登記する時や、本人確認が必要な際には、戸籍謄本を取得する必要があります。

取得するには、本籍地の市町村役場の戸籍窓口に、交付申請しなければなりません。

申請は、窓口で行うこともできますし、郵送で行うこともできます。遠隔地の場合、わざわざ窓口に行くのは大変ですから、郵送が便利です。

ホームページに、申請書がありますので、それをダウンロードして必要事項を記載します。本人確認ができる書類(代表的なのが運転免許書の両面コピー)を添付し、手数料分の定額小為替、自分の宛名を書いた返信用封筒、返信用切手を添付します。本人以外の者が申請する場合は、委任状も必要です。

マイナンバーカードがあれば、コンビニなどで発行することができる場合があります。これは市町村役場によって、対応している場合と、そうでない場合があります。また、本人でなければ発行できません。

行政書士や司法書士は、職務上請求書を使って、戸籍謄本の交付を請求することができます。この場合、委任状などを添付する必要はありません。職務上請求書は、個人情報を取得できるという、かなり強力な手段なので、使い方を間違えると、発行停止されるなど厳しい処罰があります。行政書士を名乗るからには、正しい使い方をしなければなりません。

投稿者プロフィール

小笠原 裕
小笠原 裕中小企業診断士 行政書士
バラの咲く街、八千代市緑が丘で、コンサルティング事務所を運営しています。